御用!「半七捕物帳」
著者 | 浅子 逸男 |
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本体価格 | 2,500円+税 |
ページ数/判型 | 244/四六判上製 |
ISBN/分類コード | 978-4-907282-55-4 C0095 |
本の紹介 | 大正6年から昭和12年まで書き継がれた『半七捕物帳』は、いまも愛読される捕物帳の嚆矢である。その作品の魅力は江戸を舞台にしながら、大正昭和の時代背景も見据えた作者の創意工夫にある。その魅力の源泉を探る。 |
目次内容 | 序 第一章 「半七捕物帳」への招待 綺堂紹介状/「半七捕物帳」の構成/半七詮議/「半七捕物帳」の諸本紹介 第二章 鳴響半七初手柄 「お文の魂」「石燈籠」における半七の活躍/「湯屋の二階」と「猫騒動」 第三章 江戸怪異解半七 「半七捕物帳」―「お化師匠」「半鐘の怪」「お照の父」「猫騒動」「一ツ目小僧」と「むらさき鯉」/「半七聞書帳」―「三河萬歳」「槍突き」「人形使ひ」「張子の虎」「あま酒売」「熊の死骸」 第四章 江戸残党後日俤 「女行者」の改稿について/菊五郎が躍る 團十郎が見得を切る/犬猫も人も流れて秋の川/「松茸」と「三浦老人昔話」/幕臣の行方 第五章 音菊半七捕物帳 半七詮議ふたたび/半七芝居余話 第六章 謎蠟燭解四千両 「金の蠟燭」における芝居/「新カチカチ山」/「地蔵は踊る」/「薄雲の碁盤」 第七章 二人悪婆夜叉譚 「大坂屋花鳥」と「嶋千鳥沖津白浪」/「菊人形の昔」と「蟹のお角」/「正雪の絵馬」 余話――終章にかえて 日曜日に半七老人を訪ねるということ/「春の雪解」と菊五郎/「半七捕物帳」以前のこと 付録 1、『岡本綺堂全集第一巻』はしがき 2、三田村鳶魚「御家人 相馬の金さん」復刻 3、「半七捕物帳」時代設定一覧 あとがき |
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