三島由紀夫の生と死
著者 | 松本 徹 |
---|---|
本体価格 | 1,800円+税 |
ページ数/判型 | 236/四六判 |
ISBN/分類コード | 978-4-907282-22-6 C0095 |
本の紹介 | 三島由紀夫を読み解く
三島由紀夫とは何ものだったのでしょう? 三島由紀夫が問いかけた問題はなんだったのでしょうか? 三島文学の全体を見渡し、三島が折々に取り組んださまざまな問題と全生涯にわたる 流れを浮かび上らせる。 |
目次内容 | ● なによりも作家であった ● 三島由紀夫の誕生 ● 果てしない試行錯誤──『盗賊』 ● 性の自己決定──『仮面の告白』 ● 時代の代表たろうと──『獅子』『愛の渇き』『青の時代』 ● 多面体としての性──『禁色』『潮騒』『家族合せ』など ● 舞台の多彩な展開──『卒塔婆小町』『鰯売恋曳網』『鹿鳴館』 ● 美の呪縛──『金閣寺』 ● 時代と向き合う──『鏡子の家』 ● 世界の破滅に抗して──『女は占領されない』『憂国』『美しい星』など ● 神への裏階段──『喜びの琴』『絹と明察』映画『憂国』『サド侯爵夫人』など ● 肉体の言葉──細江英公写真集『薔薇刑』『太陽と鉄』など ● 雅びとエロスと──『豊饒の海』一(「春の雪」)『英霊の声』『朱雀家の滅亡』 ● 究極の小説──『豊饒の海』二(「奔馬」「暁の寺」) ● 究極の始まり──『豊饒の海』三(「天人五衰」) ● 行動者としての死 参考文献 三島由紀夫年表 あとがき |
Copyright(C)鼎書房All rights reserved.